備蓄米について真剣に考え始めたのは、5年前に大きな地震を経験したことがきっかけでした。幸い自宅に大きな被害はありませんでしたが、近所のスーパーやコンビニから食料品が一斉に消えた光景は衝撃的でした。その時、我が家の食料備蓄は2日分程度しかなく、家族4人分の食事を確保することの難しさを痛感しました。
震災から1ヶ月後、本格的に防災用品の準備を始めました。水や缶詰、乾麺などと合わせて備蓄米の購入を検討しました。最初は普通の米を多めに買っておけば良いと思っていましたが、調べてみると備蓄専用の米には長期保存に適した特別な包装や処理が施されていることを知りました。
備蓄米を選ぶ際に重視したのは保存期間と品質でした。一般的な備蓄米は5年程度保存できるものが多く、中には10年保存可能な商品もありました。価格は通常の米より割高でしたが、非常時の安心料だと考えて、家族4人が1週間食べられる量を目安に20キロの備蓄米を購入しました。
保存方法にも気を配りました。高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所として、1階の納戸を選びました。温度変化が少なく、湿度も比較的安定している場所です。また、ネズミや虫の侵入を防ぐため、密閉できる保存容器も合わせて購入しました。定期的に保存状態をチェックし、異常がないか確認するようにしました。
備蓄米を購入してから3年が経った時、期限が近づいてきたため実際に食べてみることにしました。心配していた味や食感ですが、通常の米とほとんど変わらない品質で安心しました。子供たちも美味しいと言って食べてくれました。この時、備蓄米をローテーションで使い切り、新しいものを補充するサイクルを確立しました。
昨年、台風による長時間停電を経験した際に、備蓄米の有難さを改めて実感しました。電気は復旧しましたが、近所の商店は品薄状態が続きました。我が家では備蓄米とカセットコンロを使って、家族全員が温かいご飯を食べることができました。子供たちも、いざという時に食べ物があることの安心感を感じてくれたようでした。
現在は、備蓄米だけでなく、アルファ米やレトルトご飯なども組み合わせて備蓄しています。アルファ米は水やお湯を注ぐだけで食べられるので、ライフラインが完全に停止した場合でも対応できます。また、味付きのアルファ米は子供たちにも人気で、非常時でも食事を楽しめる工夫をしています。
備蓄米の準備は決して無駄ではありません。災害はいつ起こるか分からず、その時になって慌てても手遅れです。家族の安全と健康を守るために、備蓄米を含めた食料備蓄は現代生活に欠かせないものだと考えています。定期的に点検し、計画的に更新することで、いざという時に頼れる備えを維持しています。備蓄米があることで、家族全員が安心して日々を過ごすことができており、この投資は間違いなく価値があったと感じています。

