ロードバイクに興味を持ったきっかけは、40歳を迎えて健康診断の結果が芳しくなかったことでした。メタボ予備軍と診断され、医師から運動を勧められました。ジムに通うことも考えましたが、室内での運動は長続きしない性格だと分かっていたので、屋外でできるスポーツを探していました。そんな時、会社の同僚がロードバイクで通勤している姿を見て、興味を持ちました。
最初は近所の自転車店でクロスバイクを購入するつもりでした。しかし、店員さんに相談すると、本格的にサイクリングを楽しみたいなら最初からロードバイクを選んだ方が良いとアドバイスされました。初心者向けのエントリーモデルを紹介してもらい、15万円ほどのロードバイクを購入することにしました。当時の私には高額な買い物でしたが、健康投資だと思い切りました。
初めてロードバイクに乗った時の感動は今でも覚えています。これまで乗っていたママチャリとは全く違う軽さとスピード感に驚きました。ペダルを踏む力が効率的に推進力に変わり、坂道も楽々と登ることができました。ただし、前傾姿勢やドロップハンドルには慣れが必要で、最初の数回は首や肩が痛くなりました。
本格的にサイクリングを始めて1ヶ月が経った頃、体調の変化を実感しました。毎週末に20キロから30キロのライドを続けていると、体重が3キロ減り、階段を上がっても息切れしなくなりました。また、早起きしてサイクリングに出かけることで、生活リズムも改善されました。ロードバイクが単なる移動手段ではなく、健康維持の重要なツールになっていました。
半年ほど経つと、一人でのサイクリングでは物足りなくなってきました。インターネットで地元のサイクリングクラブを見つけ、思い切って参加してみました。年齢も職業も様々なメンバーがいましたが、ロードバイクという共通の趣味で自然と会話が弾みました。グループライドでは、一人では行けない遠い場所まで走ることができ、新しい景色との出会いがありました。
1年が経った頃には、100キロを超えるロングライドにも挑戦できるようになりました。富士山周辺や房総半島など、これまで車でしか訪れたことのなかった場所をロードバイクで巡る楽しさを知りました。風を切って走る爽快感、美しい景色を眺めながらのサイクリング、そして完走した時の達成感は何物にも代えがたいものでした。
現在、ロードバイクを始めて3年が経ちますが、この趣味が私の人生を大きく変えたと感じています。体重は8キロ減り、健康診断の数値も大幅に改善されました。何より、新しい仲間との出会いや、日本各地の美しい風景を発見できたことが大きな財産となっています。週末のサイクリングが生活の中心となり、平日の仕事も頑張れるようになりました。
ロードバイクは決して安い趣味ではありませんが、健康面と精神面の両方に与えるメリットを考えると、非常に価値のある投資だったと思います。これからも安全に気をつけながら、ロードバイクライフを満喫していきたいと考えています。
