父の遺品を整理していたとき、家の中だけを見ていては分からないことがあると気づきました。きっかけは、実家の前を通りかかった近所の男性から聞いた、父の趣味についての話でした。父は生前、自分のことをあまり話さない人だったので、私はその内容を聞いて少し驚きました。
近所の方によると、父は仕事が休みの日に、古い駅のスタンプや観光地の記念印を集めていたそうです。私は父が旅行好きだったことは知っていましたが、そんな細かなものを集めていたとは知りませんでした。家に戻ってから棚や引き出しを探してみると、封筒に入った紙や小さなノートがいくつも見つかりました。
中には、訪れた場所の日付や天気、駅の名前などが書かれていました。写真のように分かりやすい記録ではありませんが、父がどこへ出かけ、何を楽しみにしていたのかを知る手がかりになりました。なかには私が幼い頃に一緒に行った場所の記録もあり、「このとき父はこんなものを集めていたのか」と、少し不思議な気持ちになりました。
ただ、集めた紙類は想像よりも多く、封筒の中身が混ざっていたり、湿気でくっついていたりするものもありました。保存するものを選ぶため、一枚ずつ確認する必要があり、思った以上に時間がかかりました。家族の中には「全部残すのは難しいのでは」と言う人もいましたが、父の趣味を知ったばかりの私は、簡単に判断できませんでした。
さらに、家の中には趣味の品以外にも、使わなくなった家具や工具、古い寝具などが残っています。家族だけで少しずつ進めていましたが、作業の負担や保管場所の問題が気になり始めました。そこで、観音寺市で遺品整理の事ならリアライフ香川へという言葉を手がかりに、専門業者へ相談する際に確認すべき内容を調べました。残したい品を先に分けておけば、整理の方向性も伝えやすいと考えたためです。
最終的に、駅のスタンプや記録ノートの一部は私が引き取り、内容が重複しているものは家族と相談しながら整理しました。近所の方が話してくれなければ、父にそんな趣味があったことすら知らないままだったかもしれません。遺品整理を通して、家の中にある物だけでなく、周囲の人が覚えている故人の姿にも目を向けることが大切だと感じました。
