実父が亡くなって3年がたち、ようやく一人暮らしに慣れてきた母が、突然、「何だか、頭のこめかみが痛くて、食欲ないのよね。。。」と、不安そうに、私の家に電話を掛けてきた。

私は母に「いつもの掛かり付けの、お医者様に、連絡してみて貰えば?」と言い、そのままその時は電話を切りました。

しかし、元気に見えても、もうすぐ80歳になる母、気になり、2日後に私から連絡を入れたところ、母は、「血液検査で、炎症の値が高くて、膠原病の疑いがあるから、紹介した大きい病院へ行ってください。って言われた。」というのです。

私も心配になり、一緒に検査についてく事にしました。すると、そこは大きな総合病院で、そこの膠原病内科の部長先生に診て頂いたのですが、疲れたような表情で、怪訝そうに「あぁ、これは1カ月ほど入院をしてもらわないといけませんね。」と言ったきり、病院内のあちこちに電話をして話した揚句、先生は「後は、病室に言って、詳しくお聞きになってください。」と言ったまま、それきり私達を見ることもなく、次のカルテに目を通し始めました。私は、「なんて失礼なお医者だろ!」と、心の中で思っていました。

そのまま言われた通り、病室の階に上がりますと、先ほどとは違い、優しく微笑んで立っている一人のお医者様がいて、不安げな私たち親子に、声をかけて下さいました。「○○さんですね、○○先生から連絡を貰いました。どうぞ、こちらへ。。。」と。

私は、その先生の余りにも優しい声や笑顔に、いっぺんに、恋をしてしまいました。(単純ですよね!)

母が入院という大変な事態にもかかわらず、自分でも、「何考えてるの!」と戒めようとしましたが、さらに母の担当医が、その先生であることが分かると、もう、舞い上がってしまいました。

結局、母の方の病状は、お薬を服用することで、症状が良くなってゆき、入院したのは、一度に大量のお薬を服用しなければいけないので、服用中の経過を見たい!ということで入院することになりました。

今は、月一の診察となり、中々先生にお会いする機会が減ってしまいましたが、勿論、毎回、母について病院へお供しています。

動機が不純な、娘です。